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[02/24]1stフルアルバム「真空ホロウ」の楽曲を松本明人が紹介!

真空ホロウ 1stフルアルバム『真空ホロウ』楽曲紹介

1. 開戦前夜
原曲が出来上がったのは、バンドを始めようとしていた頃です。
迷ったり、悩んだりの毎日の中で『音楽』だけはやっぱり正義で、僕にとっての最高の表現方法で、明日からの道を照らす光でした。
今までの真空ホロウには無いぐらい晴れやかな歌詞、メロディ、アレンジだけれど、
僕は『音楽』に対しては今も昔もポジティブに向き合えています。

2. 被害妄想と自己暗示による不快感(”N”ew take ver.)
真空ホロウがはじまって、2年経って、ベースの村田智史さんが加入した頃にできた楽曲です。
この曲のお陰で真空ホロウの今があると言っても過言ではないと思っています。そのぐらい大切な、代表曲です。
その後、ドラマーが大貫朋也くんに変わったので今回この大切なタイミングで改めて録音しました。
インディーの頃のヴァージョンと聴き比べてみると、様々な点が変わっているので面白いと思います。
ちなみに、ドラムの大貫くんは『ヌッキー』というニックネームで親しまれています。

3. アナフィラキシーショック
「こどもの頃のようにもっと素直に音楽が聴けたらな…」と思った時に一気に書きました。
敢えてデッドなスペースに楽器を詰め込んで「せーのっ!」で作りあげているので、
僕ら3人の出した音や勢いが此処ぞとばかりに詰まっています。2ndミニアルバム『少年A』のリード楽曲です。

4. MAGIC
次のステージを目指し、新たな一歩を踏み出したら、こうなりました。
音楽の魔法に掛けられた松本明人少年による真空ホロウなりのダンスロックであり、応援歌です。
アンセムに成り得るかも◎

5. 回想列車
歌詞の発想の発起点が『渋谷駅周辺』ということが多いのだけれど、この曲は正に『渋谷駅』がテーマになっています。
会場限定盤の『The ◎』には僕の弾き語りヴァージョンが収録されているのですが、今回、初のバンドでの音源化となります。
生のストリングスも入り、胸が苦しくなるぐらい壮大なアレンジになって嬉しいです。

6. CAGE
『虹』という楽曲ができる少し前の頃でしょうか。自問自答をする機会がとても多い時期がありました。
「どうして自分はこんなにも殻から抜け出せないのだろうか。楽だからと分かりきっていることに、その檻の中の生活に甘えているのだろうか。でも僕は僕でしかないから、僕のことを信じられるのも変えられるのも僕だけだ。」そんな風に思っていた頃にできた楽曲です。
とても素直なアレンジになっています。

7. Highway My way
僕は今でさえあまり物事をストレートに表現できる性格ではないと自負しているので、
2012年当時、周りのみんなへの気持ちを想像と妄想の中から生まれた物語りに落とし込みました。
曲調としては知人に「ネオアコっぽいよね!」と言われた表現が一番気に入っています。1stミニアルバム『小さな世界』のリード楽曲です。

8. バタフライスクールエフェクト
学生時代の友達関係でのトラブルやトラウマと、今の自分と、バタフライエフェクトという理論が僕の中で完全に一致した時に
この楽曲が生まれました。執念深いティーンエイジャーや、かつてそうだった方々に喜んでもらえたら本望です。

9. Tokyo Blue bug
音楽を通して、人間的にも少しでも前向きになろうと思っていた頃、生まれた楽曲です。
幼い頃から大好きだった歌謡曲というテイストを用いて、掴もうとしても掴みきれない『憧れ』の世界を表現しました。

10. こどものくに
人間関係での矛盾を感じるがあまり現実逃避したいと思っていた頃に作った楽曲です。
自分はもしかしたら『ピーターパン症候群』なのかも知れないと近ごろ疑念を抱いているのですが、それを良きとし、自分を信じて歌っています。
アレンジもメンバーの持ち味を活かせたので、真空ホロウの真骨頂と言えます。

11. ミラードール
4年前の3月頃、とある小さな横断歩道を渡っている時、頭の中で一気に出来上がりました。
リフレインされるテーマと、マーチングリズムに迫り来るようなストリングスアレンジが合わさり、
その時に見た景色や感情(喧騒と静寂の入り乱れた混沌のようなもの)がうまく表現できていると思います。

12. 虹
どうしても自問自答の時間が多くなってしまう質なのですが、
唯一の正義であった『音楽』のことまでをも疑ってしまいそうになった時にできた楽曲です。
この楽曲が、アニメのタイアップ楽曲にも選ばれたこともあり、「信じれば報われるのだ」ということを思い知らせてくれました。
1stシングル『虹』のリード楽曲です。

2015 春 松本明人/真空ホロウ